フィロソフィ 『一期一会の螺旋』
一期一会とは、茶道に由来する日本のことわざ・四字熟語。
茶会に臨む際には、その機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということを心得て、亭主、客ともに互いに誠意を尽くす心構えを意味する。
ひとつひとつの柄・デザインにおいても全く同じものを作ることは二度と無く、同じ様に見える柄でもお客様やブランドが違えば、生地にする際のイメージは異なります。
その為に組織や、そのウラトジを変えたり、表面の凹凸感に違いをみせたりと、どうすればその柄のもつ表情・雰囲気を最も良く表現できるかを選んでいきます。その柄との出会いは一度きりなのです。
機屋さんの想いや、デザイナーさんのイメージをジャカード織りで表現するために、対話や会話を重ね、これまでの経験や新たな工夫を用いて最大限の力をそそいでいきます。
一期一会を大切にすることで、自分たちの仕事に誇りを持てるようになり、誇りを持って仕事ができていると、良いモノがたくさんうまれてくる。
そうして喜んでもらえると、次回はもっと良いものをと思えてくる。そんな連鎖が螺旋となり少しづつでも繋げていければ、その先にいる人たちもより笑顔になっていくと思うのです。
今は小さな繋がりで笑顔にできる範囲は限られているけれど、この螺旋を描き広げて、たくさんの人たちに「一緒に仕事して良かった、また一緒に仕事がしたい」「ARMONDO&DUEのモノを買って良かった、また欲しい」と思ってもらえるようにしていきたいと考えています。