ARMONDO&DUE

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Jacquard weaving design from Japan

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2024.05.15

オリジナルネクタイとスカーフの依頼【2】

まず初めにお客さまのイメージに合わせたデザインを描いていくのですが、先に聞いているデザインのご要望はこのような感じでした。

 

・ブルー系をベースとして5〜6色以上の多色使い
・多様な人材の調和を色のグラデーション的に表現

 

何となくのイメージは伝わってきますが、イメージに近い画像でもいいですしお手持ちのネクタイでも構いませんのでもう少し情報が欲しいところでもあります。

(以前 別のお客さまでは、陶器に描かれているモチーフを参考にしたこともあります)

参考資料は多いほうが助かりますし、そのほうがお客さまの理想に近づけやすくなります。

 

なぜここに時間を割くかというと、しっかりとヒアリングしてイメージの共有が出来ていないと、何度も図案を描き直さないといけなくなってしまうのです。

そうするとお客さまによっては やりとりを煩わしく感じてしまったり、納期に間に合わなくなったり、お客さまに余計なストレスとコストが掛かってきてしまいます。

 

今回はイメージに近い某ブランドのネクタイをサンプルとして2本お預かりすることができました。

 

お客さまのご要望を入れるのはもちろんのこと、このサンプルネクタイの持つ雰囲気も大切にしつつ、3点のデザインを描いてCGでご提案しました。

 

若干の色変更依頼はありましたが、デザインとしては無事にこの中から1点が採用されることとなりました。

納期的に少し心配な部分もありましたので、こうしてすぐに決断していただくのはとても助かります。

 

今回は提案させていただいた中からすぐに決まりましたが、これはお客さまとイメージの共有がしっかり出来ていたということも大きかったと思います。
(うまくいかない時というのは、これが出来ていない場合がほとんどです)

 

次は実際の生地にしていく段階に進みます。

 

 

〜【3】へ続く〜

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